食道炎・食道潰瘍病気の症状集

2011年11月14日 category : 消化器 タグ: , , ,

食道炎・食道潰瘍の症状

  • ・胸やけ
  • ・出血(吐血・下血)
  • ・嚥下障害

食道炎・食道潰瘍とは

食道炎食道潰瘍とは物理的・化学的刺激や感染によって食道粘膜に炎症を起こしたり潰瘍ができる病気です。また、胃酸の逆流によるものを特に逆流性食道炎といいます。

最近、噴門部括約筋の機能障害は呼吸器疾患(慢性気管支炎など)や耳鼻科疾患(中耳炎など)の原因になると考えられるようになり、胃食道逆流症(GERD:ガード)と呼ばれて注目されています。

食道炎・食道潰瘍の頻度は明らかではありませんが、高齢者にしばしば見られる病気といわれています。

食道炎・食道潰瘍の起こり方

酸・アルカリ、熱、放射能などの物理的・化学的刺激や細菌・ウイルス・真菌感染によって食道粘膜に炎症を起こし、さらに進行すると潰瘍になります。感染によるものは免疫力の低下した患者さんに起こりやすいといわれています。高齢者では食道・胃接合部の噴門部括約筋が弛緩しているため、胃液が食道内に逆流しやすくなっていて、胃酸による食道炎を起こしやすくなります。

軽度の場合は無症状か、嚥下時痛や胸やけがみられます。夜間の胸やけは狭心症のこともあるのできちんと見分ける必要があります。高度なものは潰瘍を形成するので、出血(吐血・下血)、嚥下障害を起こしたり、穿孔して縦隔炎を起こします。

食道炎・食道潰瘍の診断

症状を参考にして内視鏡検査で調べていきます。透視検査でも潰瘍を形成した場合には見つけることはできますが、診断能力は劣ります。潰瘍形成型の食道がんと鑑別が困難 な場合には、内視鏡下で生検して、病理検査を行います。

食道炎・食道潰瘍の治療

強酸・強アルカリによる場合はそれぞれ弱アルカリ・弱酸で中和します。ゼリー状や粉末状の粘膜保護薬も用いられます。牛乳もいいでしょう。ヘルペスウイルスによるものには抗ウイルス薬を、カンジタによるものには抗真菌薬を投与します。H2受容体拮抗薬、プロトンポンプ阻害薬などで胃酸の分泌を抑制し、病変の拡大を防ぎます。抗コリン薬は噴門部括約筋の弛緩を助長するので逆流性食道炎には使いません。食後すぐに寝ころばないこと、横になったときは上半身を少し挙上させること、体重の適正化により腹圧を減少させることも有効です。

一般的に生命予後は良好です。しかし、治療に抵抗性があり症状が続く場合もあります。

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