胃炎病気の症状集

2011年11月15日 category : 消化器 タグ: , , , , ,

胃炎の症状

  • ・みぞおちの痛み(上腹部痛・心窩部痛)
  • ・悪心
  • ・おう吐
  • ・食欲不振
  • ・吐血
  • ・下血

胃炎について

胃炎には大きく分けて急性胃炎と慢性胃炎があります。

急性胃炎は急に発症する上腹部痛、特にみぞおちに起こる心窩部痛をきたす状態に対する臨床診断名です。最近、上腹部痛、出血などの症状が急激に出現し、内視鏡検査で出血性びらん、出血性胃炎、急性潰瘍が認められたものを急性胃粘膜病変(AGML)と呼ぶようになっていて、急性胃炎と一部重なるような概念として考えられます。

慢性胃炎は病理学的な変化につけられる名称であるので、臨床診断とは必ずしも一致しないこともあります。患者さんには食欲不振や嘔気、心窩部痛などの不定の消化器症状が続いて、内視鏡や病理組織学的所見で表層胃炎、過形成胃炎、肥厚性胃炎などが認められた場合に診断されることが多いですが、器質的な疾患(胃・十二指腸潰瘍など)がない場合に慢性胃炎として診断することもしばしばあって、胃神経症とも明確な区分はされていないことが多いです。

胃炎の起こり方

急性胃炎の主な病態はウイルスや細菌感染、温熱やコーヒーなどの刺激物質による急性の胃粘膜障害ですが、器質的な疾患がない場合にも症状から急性胃炎と診断されることがあります。急性胃粘膜病変は外傷・手術などの外因的ストレス、精神的な内因性ストレス、非ステロイド系抗炎症薬やアルコールなどが原因になり引き起こされます。

また、最近は組織学的な慢性胃炎の原因としてヘリコバクター・ピロリ菌感染が注目されています。

症状について

急性胃炎は急に発症する上腹部痛、とくに心窩部痛を特徴として、悪心・おう吐、食欲不振がみられることが多いです。

慢性胃炎のうち、表層性胃炎では上腹部痛がでることが多いですが、その他では特徴的な症状はありません。胃粘膜にびらんができた場合には吐血・下血を起こすこともあります。

胃炎の診断

胃炎は内視鏡所見および生検組織所見から診断していきます。急性胃炎・急性胃粘膜病変ではびらん、出血がみられますが、所見がない場合に症状から急性胃炎と判断することもあります。

表層性胃炎では前庭部のくし状発赤が特徴的で、萎縮性胃炎では胃粘膜の萎縮、肥厚性胃炎では大彎部の雛壁の肥大化があります。ピロリ菌感染の有無はウレアーゼ試験(CLO試験)が主に用いられますが、そのほかに血清抗体検査、培養検査などがあります。

胃炎の治療

原因が明らかな場合にはそれを取り除きます。プロトンポンプ阻害薬、H2受容体拮抗薬など、胃・十二指腸潰瘍の治療と同じ方法で治療していきます。粘膜保護作用のある薬剤やプロスタグランジン製剤なども用いられます。ピロリ菌感染が原因であるときはピロリ菌除去をすると改善します。

胃炎は治療しても改善しないこともあります。しかし、生命予後は良好です。

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