心身症病気の症状集

2012年01月29日 category : 精神 タグ: , , , , , ,

心身症の症状

  • 頭痛
  • めまい
  • 便秘
  • 下痢
  • ぜんそく
  • 皮膚炎

心身症

人の体は心と密接に関係しています。心の影響が体に現れて病気になったり、症状が悪化したり治りにくい状態のことを「心身症」といいます。

人は日々の生活で常にストレスを受けながら、うまくバランスをとって生活しています。しかし、このストレスが過剰になってしまうと、体にも心にも大きな影響を受けることになります。例えば、胃潰瘍の原因の一つは「ピロリ菌」と考えられています。しかし、強いストレスを受けると、胃の粘膜の血流が低下して、胃潰瘍が起こりやすくなるといわれています。また、動脈硬化が進むと、狭心症が起こることがありますが、やはりこれも、強いストレスを受けると、血管が収縮して狭心症が起こりやすくなることがあります。

現代社会ではストレスにさらされやすく、心身症になりやすいので注意が必要です。医師によっては、日常に起こる病気の7~8割は心身症であるという意見もあります。

心身症が起こる仕組み

私たちの体は常にバランスを保って、健康を維持しています。例えば、自律神経やホルモンは体の状態を一定に保ち、さまざまな臓器の働きを調節しています。また、免疫機能は、病原体などのような外から侵入してくる異物から体を守っています。これら自律神経系、内分泌系(ホルモン)、免疫系などは互いに連携して、影響し合って働いています。

しかし、強いストレスを受けると、そのバランスが乱れてしまい、心身症が起こることがあります。自律神経には、興奮作用の「交感神経」と、リラックス作用の「副交感神経」があります。これも普段はバランスよく働いているのですが、ストレスによって交感神経が高まってしまいます。また逆に、それを抑えようとして副交感神経のほうが強くなりすぎてしまうことがあります。こうなると、内分泌系や免疫系にも影響が出て、体調を崩してしまうのです。

心身症として起こる可能性がある病気は数多くあり、過剰なストレスによってどんな病気が起こるかは人それぞれ違ってきます。どんな病気があるのか少し紹介してみましょう。

・頭痛、めまいなど…自律神経系の働きが乱れて、筋肉が緊張することによって頭痛が起こることがあります。めまいのなかにも、ストレスが大きく影響しているものがあります。

・胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群…自律神経系の働きが乱れて、粘膜の血流が低下して潰瘍ができやすくなったり、腸の働きが乱れて下痢や便秘を繰り返す過敏性腸症候群になることがあります。

糖尿病…すい臓から分泌されるホルモンの1つ、「インスリン」の働きが悪くなって、血糖値が高くなることがあります。

・狭心症、心筋梗塞…自律神経系の働きが乱れて、血管が収縮して起こりやすくなることがあります。

・ぜんそく、アトピー性皮膚炎…詳しい仕組みはわかっていませんが、ストレスによって症状が悪化することがあります。

心身症が起こりやすいタイプ

多くの人は、長時間働き続けたりすると、「もういやだ」「きつい」などと感じます。これは体が休養をとるようにサインを出しているからで、働きすぎによって受けるストレスに歯止めをかけられます。しかし、中には「きつい」などのサインを感じにくく、気づかないうちに働きすぎに陥ってしまう人もいます。このような人は「失感情症」である可能性が考えられます。

失感情症とは、「自分の感情に気付きにくい状態」のことです。そのため、さまざまなストレスをため込んでしまい、心身症になることが多いです。このような失感情症の人には、「まじめ」「働き者」「責任感が強い」などの性格の人が多いといわれています。

失感情症の傾向が強い人や、このような性格の人は、自分がストレスをためやすいということを認識しておきましょう。そして、どの程度のストレスがかかると、「疲れる」「だるい」など体に出る反応を把握しておいてストレスに対処できるようにしておきましょう。

治療

心身症の治療には次のようなものがあります。

内科的治療

体に起こっている病気や症状そのものの治療が行われます。例えば、過敏性腸症候群で下痢がひどい場合には、下痢止めの薬を使用したり、糖尿病の場合には、食事を改善したり、薬で血糖値を下げたりします。

薬物療法

「不安」や「気分の落ち込み」などがあるときは、抗不安薬や抗うつ薬が使われることがあります。

ストレスの軽減

心身症ではできるだけリラックスすることが大切です。そこで「筋弛緩法」や「自律訓練法」などのリラックス法を指導することもあります。

筋弛緩法は、体を緊張させたあと、力を抜いてリラックスする方法です。自律訓練法は、心のなかで「両手両足が重い」など唱えながら、リラックスした状態を意識して作っていく方法です。そのほか、心身の緊張をほぐすためには、適度な運動、ヨガ、音楽療法なども行われます。自分に合った方法を見つけましょう。

このほか、生活や仕事、人間関係などについて医師と話し合いながらストレスに対処する方法を見出していく「カウンセリング」や「バイオフィードバック療法」「交流分析」などの心理療法があります。

このように心身症という病気は身近で、現代社会では誰もがなる可能性のある病気です。人によっては「心身症は心が弱いからなる」という勘違いをしていて、心の病気で治療を受けるのは恥ずかしいと思っている人もおられます。しかし、心身症は決してそのような病気ではありません。すぐに受診して健康な生活を手に入れましょう。

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