突発性難聴病気の症状集

2012年02月05日 category : 耳・のど・鼻 タグ: , , , ,

突発性難聴の症状

  • 難聴
  • 耳鳴り
  • めまい
  • 吐き気
  • おう吐

突発性難聴とは

突発性難聴とは、ある日突然、何の前ぶれもなく耳が聞こえにくくなる病気です。

その名のとおり、いつから難聴になったかを特定できるのが、この病気の最大の特徴です。

難聴に気づくのは電話で話していたとき、テレビを見ていたとき、人の話し声が聞こえにくい、また、高い音が聞こえにくいなどさまざまです。

そして、多くの場合が、左右一方の耳だけに難聴が起こります。

難聴の程度は軽くなったり、重くなったりといった経過をたどることはありません。ただし聞こえにくいと気づいてから数日間のうちに難聴の程度が悪化することはあります。

耳鳴りやめまいを伴うことがあります。

めまいは1/3程度の患者さんに見られ突発性難聴発症後1週間以内に治まることが多いです。その時、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。

耳が痛むことはあまりありません。

 

音が聞こえる仕組みについて

耳から入った音(空気振動)は外耳道を通って鼓膜を振るわせます。そして中耳の耳小骨に伝わって振動が増幅され、内耳の蝸牛という渦巻き状の気管に伝えられます。

蝸牛は空気の振動をキャッチするセンサーで、振動するエネルギーを電気信号に変換します。

この電気信号は、聴神経を通って大脳へと伝えられ、大脳で「音」として認識されます。

音を振動として伝える外耳・中耳を「伝音器」といいます。音を電気信号に変える内耳や電気信号を脳に伝える聴神経は「感音器」と呼ばれています。

突発性難聴は感音器が障害されて発症する「感音性難聴」の一種です。

 

突発性難聴は、感音器がどのように障害されて発症するのでしょうか。

突発性難聴が起こる原因は明らかではありませんが、「内耳の血液循環障害説」「ウィルス感染説」の2つの説が有力とされています。この2つの説の単独の原因か2つの説が絡んでいると考えられています。

「内耳の血液循環障害説」について

音の空気振動を電気信号に変えるセンサーの働きをする内耳にエネルギーを供給しているのが「血管条」です。血管条は、蝸牛内部にあり、細やかな血管が集まった部分で、電気機器のバッテリーのような役割を果たしています。

突発性難聴になると何らかの要因で血管条の血流が悪くなってしまうためにエネルギーの供給がされなくなり、内耳の機能が低下します。

「ウイルス感染説」について

2つ目のウィルス感染説は過労や強いストレスにより免疫力が低下したときにウィルスに感染し、聴神経や内耳の感覚細胞の一部に炎症を引き起こすという説です。

通常は音の刺激(空気振動)が入っていき、それによって感覚細胞が刺激され、聴神経が電気的な興奮を起こしますが、血流障害やウィルスによって感覚細胞が障害されると、音の刺激がないのに聴神経が興奮してしまうことがあります。

それが耳鳴りとなります。

 

また、めまいについては体のバランスを保つセンサー(三半規管)が聴覚をつかさどるセンサー(蝸牛)の隣に位置するために影響を受けやすいのではないかと考えられています。

 

検査と診断

問診・視診・血液検査

問診でたずねられる内容は難聴の起こり方(難聴に気がついた時期など)難聴の程度、難聴になった経験の有無、耳鳴りやめまい、耳の詰まった感じの有無などです。

また発症前1~2週間の暮らしぶりも大切なポイントです。

過労や強いストレスを受ける出来事はなかったか、風邪をひいたり、発熱はしなかったか、頭をぶつけたり、大音響に耳がさらされたりしなかったのかを問診します。

時には、治療中の病気に使っている薬の副作用で難聴がおきる場合もありますので治療中の病気についてもおたずねをします。

視診で鼓膜の状態を診たり血液検査も加わると「外傷」「薬物」「感染」による突発性難聴であるかどうか分かります。

これは他の突発性難聴と区別するためのものです。

 

突発性難聴の診断基準は

厚生労働省が作成した診断基準では次の3点を満たす場合が突発性難聴であるといわれています。

  • ①突然の難聴‐発症したときがはっきりしていること
  • ②高度な感音難聴‐難聴であることを自覚できるほど、強い感音難聴
  • ③原因が不明または不確実‐検査をして原因が見つからない場合、他の質病による突発性難聴と区別する

 

治療法

安静と薬物療法の2つが、突発性難聴の治療の大きな柱となります。

発症後、3週間までの治療が後の経過を決めます。

安静‐過労やストレスが発症の引き金の場合には、安静が第一です。

入浴は長時間はいると意外に体力を使います。また内臓の血流を悪くすることもありますので少なくとも薬物療法を行っている間は、シャワー程度の入浴が望ましいです。長風呂は避けた方が良いでしょう。

 

薬物療法

血流を良くする薬とウィルスによる炎症を改善する薬など、可能性のある原因を考えて複数の薬を使って治療することが多いです。

血液循環改善薬・抗凝固薬‐いずれも内耳の血流をよくします。

代謝賦活薬‐ビタミン剤(B1、B12) いずれも蝸牛の感覚細胞や聴覚神経を回復させたり働きを活発にします。

ステロイド薬‐ウィルスによる内耳の炎症を改善するだけでなく、血管のむくみや血流を改善する作用もあります。

利尿薬‐蝸牛内のリンパ液が過剰になっている場合に用います。

 

突発性難聴は発症後2~3習慣の安静と治療が必要です。

例えば最初の2週間で順調に回復すれば経過は良好ですが、反対にこの間の回復状況が不十分ならば、その後の回復もゆっくりです。

つまり、治療により回復させられる時期が限られているのです。

一ヶ月後になって暇になったからといって治療をしたいといっても無理な病気なのです。

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