水虫病気の症状集

2011年11月06日 category : 皮膚 タグ: , , ,

水虫の症状

  • ・かゆみ
  • ・ただれ
  • ・水泡
  • ・ひび割れ

水虫について

皆さんには足がかゆいといった経験があるでしょうか。特に足の指のところがかゆければ、「水虫では?」と考える人も多いと思います。しかし、足がかゆいだけが水虫の症状ではありません。また、かゆみが無くとも水虫である場合も多いのです。

水虫とは、カビの一種が皮膚の角質層で増える病気です。水虫は、「治った」と思っても、再発することも多いのが特徴です。また、放置していると歩行が困難になったり、二次的な細菌感染が起こって、まれに手術が必要になる場合もあります。

しかし、正しい診断を受けて、きちんと治療を受ければ完治させることができます。まずは水虫の特徴について理解して、自分の水虫のタイプに合った治療を続けていくことが大切です。

水虫のタイプ

水虫は、カビ(真菌)の一種である「白癬菌(はくせんきん)」が感染して起こります。白癬菌には、湿った環境でよく増殖するという性質があります。多くは靴や靴下を履き続けて、蒸れた状態が続いた足に起こります。

初期には、多くの場合、かゆみなどの自覚症状がありません。しかし、自覚症状がなくても水虫が起こっている可能性もあるので注意が必要です。

水虫には、起こる部位や症状によって、次の4つのタイプに分かれます。

趾間型(しかんがた)

足の指の間に起こるタイプです。皮膚が白くふやけたようになり、ジクジクしたり、ふやけた皮膚がむけて、赤くただれたりします。また、白く粉をふいたようになることもあります。

小水疱型(しょうすいほうがた)

ごく小さな水泡がぼつぼつと出来るタイプで、足の裏によくできます。水泡が破れて皮膚がむけることもあります。暑い時期に症状が現れ、冬に症状が治まるのが特徴です。

角質増殖型

足の裏の皮膚が、全体に厚く固くなるタイプです。冬には、ひび割れた状態になりやすく、あかぎれと間違われることもあります。このタイプにはかゆみはほとんどありません。

爪白癬

皮膚に起こる水虫を長年放置して、爪に白癬菌が入り込むと起こります。爪が厚くなり、ボロボロと欠けたり、白色、あるいは黄色に濁ったりします。

水虫の進み方

まず、水虫はカビ(真菌)の一種である白癬菌が感染して起こります。白癬菌は、最初に足の指の間や、足の裏に付着して、趾間型や小水疱型の症状を起こします。この段階で治療しないで放っておいたり、治療しても完治せずに再発を繰り返していると、角質増殖型になります。さらにこれを放置すると、その間に爪にも感染して爪白癬を発症します。

このように、水虫はその段階によってタイプが変わっていき、症状も違ってきます。さらに水虫に似た症状を起こす皮膚の病気もあり、外見だけから水虫かどうかを正確に判断することは難しいです(水虫に似た症状を起こす病気には「湿疹」や「皮膚炎」、「汗疱」、「掌蹠膿疱症」などがあります)。

そのため、水虫が疑われる場合には、自己判断せずに、皮膚科を受診しましょう。顕微鏡で白癬菌の有無を調べる「直接鏡検」によって正確な診断を受けることができます。

水虫と診断された場合には、抗真菌薬による薬物治療を行います。

水虫の治療

●趾間型と小水疱型

趾間型と小水疱型には、外用薬(塗り薬)を使います。外用薬は1日1回、足全体に広く塗っていきます。1日のうちにいつ塗ってもいいですが、なるべく薬の浸透性が高くなる入浴後がいいと思います。

薬を塗り始めて、2週間ほどすると、かゆみなどの症状はほとんどなくなります。しかし、まだ完全には治っておらず、白癬菌は皮膚に残っているので、この段階で治療をやめてしまうと再発してしまいます。完治させるためにも、1か月以上は続けて薬を塗る必要があります。(これは皮膚の組織が新しいものに変わるには、約1か月かかるためです)

●角質増殖型と爪白癬

角質増殖型や爪白癬の場合は、外用薬が患部に浸透しにくいので、内服薬を使って治療します。内服薬には次の2種類のものがあり、使い方が違うので注意しましょう。

・イトラコナゾール…「1週間毎日服用、3週間休薬」を1サイクルとして、3サイクルを繰り返します。この時点ではまだ完治していないのですが、薬の成分が爪に蓄積して、その後も効果が現れるので、多くは数週間後に完治します。ただし、治りが悪いと判断された場合には、服用が追加されることもあります。医師と相談して決めていきましょう。

・テルビナフィン…この薬は通常、3~6か月間毎日続けて服用します。

どちらの薬を使うかは、のみ合わせのほか、服用のしやすさなど判断して選択します。

副作用に気を付ける

水虫の内服薬の場合、胃腸障害などの副作用が起こることがあります。まれに、肝機能障害が起こることがあり、定期的に肝機能をチェックするための血液検査が行われます。

特に注意が必要なのは、他の薬との併用です。イトラコナゾールの場合、降圧薬や高脂血症の治療薬、抗菌薬などの中に、併用が禁止されている薬や、併用に注意が必要な薬があります。テルビナフィンの場合は併用が禁止されている薬はありませんが、抗うつ薬や鎮咳薬、抗菌薬の中に、併用に注意が必要な薬があります。

別の病気で何かの薬を服用している場合には、必ずその薬について医師に伝えるようにしていきましょう。

また、妊娠中、授乳中の人は、内服薬による水虫の治療は受けることができません。

生活習慣に気を付けよう

水虫の再発予防のポイントは日々の生活で足の清潔と乾燥を保つことです。主に次のようなことに気を付けましょう。

毎日足を洗う

白癬菌が皮膚の表面についてから角質層に入り込むまでには、24時間以上かかります。そのため、1日1回、足を洗って付着した白癬菌を落とせば、水虫は起こりにくくなります。しかし、足に傷があると、白癬菌は12時間ほどで角質層に侵入できるようになります。足を洗うときにゴシゴシと強くこすって傷ができると、逆に水虫が起こりやすくなるので注意しましょう。

靴の履き方

・通気性の良い靴を履く…可能なら職場などでは、サンダルに履き替えたり、靴を脱ぐ時間を設けるようにしましょう。

・清潔な靴…毎日靴を履き替え、履かない日は干して乾かしましょう。定期的に洗うことも大切です。革靴などは、濡らしたティッシュペーパーや雑巾で内側をふくだけでも効果があります。

・除湿効果のある中敷きを使う…中敷きが湿気を水、蒸れを防いでくれます。

・蒸れにくい靴下を履く…木綿や麻など、蒸れにくい素材の靴下を使うのも効果的です。

家族全員で治療を受ける

水虫の患者さんのなかには、同居する家族間で白癬菌がやりとりされ、水虫が再発することがあります。1人が水虫と診断された場合には、症状がなくても家族全員が検査を受けて、必要な人は治療を受けるようにしましょう。

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